白っぽい火山灰が積もってできた凝灰岩の崖には、見事な地層のシマシマが見られます。理科の教科書にも載った「ザ・地層」とも言うべきものです。学校で習ったばかりの中高生の方、もう一度地学の勉強をしたい大人の方も、ここの地層をガイドの解説付きで見れば満足されること間違えなし。

エリア南伊豆エリア 下田市
地質時代1000万年~200万年前、浅い海底で噴火した海底火山の火山灰や軽石が堆積した地層
コース恵比須島への橋のたもと→地層観察→千畳敷観察(潮が引いているときのみ)→恵比須島祭祀跡→恵比須島への橋のたもと
距離徒歩 約1km
所要時間約60分
難易度ウォーキング(階段あり)
集合場所須崎漁港先、恵比須島に渡る 橋の手前
<MAP>
参加費大人 2,000円 小中学生 1,000円
催行人数2名様~8名様程度
予約1週間前までに、ご予約ください
服装・持ち物など歩きやすい服装、履物(サンダル不可)帽子、飲み物など
注意雨天、強風、荒天中止
夏季は不催行
キャンセルについては、こちらのキャンセルについてをお読みください
申し込み先ページ下部の「ご予約フォーム」よりお申し込みください

須崎漁港先、恵比須島に渡る橋の手前

須崎の漁港を左に見て進むと、恵比須島とそこへ渡る小さな橋が見えます。車は渡れませんのでその手前にとめてください。そこが待ち合わせ場所です。 ガイドと合流したら、この橋を歩いて渡り恵比須島に入ります。

凝灰岩の地層美

恵比須島に渡ったら、しばらく島を一周する崖に沿った遊歩道を歩きます。しばらく歩いてゆくと、綺麗なシマシマの地層が見えてきます。 大昔、浅い海の底で海底火山が大量の火山灰や軽石を出しました。やがて火山灰や軽石は海底に静かに積もってゆき、長い年月の間に固まって岩になりました。このような岩を凝灰岩といいます。全般的に白っぽい凝灰岩のシマシマの地層は優雅な曲線美を描き芸術作品のようです。 恵比須島に渡ったら、しばらく島を一周する遊歩道を歩きます。

千畳敷

シマシマ崖の反対側は浅い海です。潮がひいた時間帯には広くて平らな陸地が現れます。 波に洗われる浅い海では、波による浸食で岩が平らになります。そして隆起によって平らな岩が海面ギリギリまで上がってくると、干潮時にだけ現れる千畳敷ができます。引き潮の時は50メートルくらい沖まで、潮溜りが点在する陸になり、夏は海の生物観察に最適です。

教科書の地層

小学校理科の教科書で、「地層」の説明をするところで、ここ地層の写真が使われました。 まさに「地層」の見本のような地層なんですね。

水底土石流の地層

恵比須島は、凝灰岩の他に「水底土石流」の地層が見られ、この二つの地層がミルフィーユ状に交互に重なってます。 島との最南端付近では、凝灰岩の上に水底土石流が乗ってます。 水底土石流とは、海底火山の斜面で土砂崩れが起き、溶岩のかけらや火山弾、火山灰、軽石などがちゃんぽんに混ざって麓に積もってゆきます。やがてそのちゃんぽん状の堆積物は固まって岩になり「さざれ石」という特徴的な岩になります。

水底土石流の地層と指向灯

「さざれ石」は日本国国歌の中にも出きて古くから知られていた石なんですね。 さざれ石の上には、若山牧水の歌碑があり、その背後の林の中には指向灯。沖を見ると遠くに神子元島が見えます。

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